2011年3月17日
ジャパン・ショックによる株安、通貨変動でケモノ道を歩む展開です。人間はさまざまな解説を聞いて、自身の強気、弱気のバイアスによる判断で行動しますが、ケモノは存亡の危機を本能的に察知してリスク回避行動をとります。
阪神淡路大震災の時、犬は隊列を作って町から遠ざかっていったのに、人間は(救済や自身の用事から)被災地に向かっていったと被災された作家が語っておられました。どの道を行くかは自分で判断するほかありません。
日本人は長年豊かに暮らしてきましたから、本当に怖い、リスクは負えないという切迫した経験が乏しい人もいます。
日本の株式市場は1995年1月の阪神淡路大震災から五ヵ月後に当時の底を入れました。今回の東日本関東大震災では震災ショックによる安値にとどまらず、原発事故によるショックとアメリカの国債の買い手としての日本の財政が急速に悪化するリスクの3点が強烈です。
まず、為替面ではドル円で76円を見たことで一番底がこれで済んだかどうかの検証のための時間が必要です。次の安値が76円を下回らなければ76円が一番底とわかりますが現状では戻ってもまたドル売り円買いになり円高が当面続くと思われます。
次に懸念されるのはアメリカ国債の主要買い手の日本にその余裕がなくなることでアメリカの財政問題が心配の種になり、ニューヨーク工業株が下落する懸念があることです。これでドル安が進行し、円高ストレッチの二番目の装置になる可能性があります。
余裕があれば短期で資金効率を高めるといいでしょう。余裕がない場合は思わぬ展開が待ち受けている可能性を十分考慮して、軽々しく動かないことです。海外の投資家がどう判断するか、日本人の実感とずれがあることを忘れないようにしましょう。
●ドル円相場の見通し
この数日、原発爆発が猶予されている現状であれば78.64~79.28円あたりで行きつ戻りつが続くと思います。
この数日、原発爆発が猶予されている現状であれば78.64~79.28円あたりで行きつ戻りつが続くと思います。
●ユーロ円相場の見通し
同じ条件で109.67~110.16円
同じ条件で109.67~110.16円
●豪ドル円相場の見通し
同じ条件で76円の攻防が続くでしょう。78円まで戻れていますが70円われのリスクは残っています。短期で余裕資金がある場合以外は買いは進められません。
同じ条件で76円の攻防が続くでしょう。78円まで戻れていますが70円われのリスクは残っています。短期で余裕資金がある場合以外は買いは進められません。